最近とても思うんですけど、キャバクラって誰でも働けると思ってる女性がすごく多いです。たしかに手軽に働けて稼げるイメージがまだまだ強いですが、全員働ける訳ではありませんし、高級店で働ける女性は一握りです。また、高級店に入ったからといって稼げるわけでもありません。
キャバ嬢の平均月給って知ってますか?大体30万円くらいです。「え」って思うでしょう?でもこれが実際の現実です。都内は六本木や歌舞伎町の高級店だと最低が6千円〜2万円くらいの幅です。その他郊外のお店などになると2千5百円〜4千円くらいが平均です。もちろん例外もあります。キャバクラの多くは大体5時間くらいの稼働ですので、高級店なら最低でも5時間働けば歩合(バック)をのぞいて日給で3万円くらいはいくわけです。ただ、ここから源泉徴収とヘアメイクと厚生費というのが引かれるので大体手取りは2.5万円くらいになります。
これだけ見ると20日働けば50万円なので良いと思う人もいるかもしれませんが、通常の企業のように福利厚生などで守られません。成績が出なければ出勤の調整を掛けられてここまでもらえません。確定申告も自分でしなくてはなりませんし、もちろん経費は自分持ちです。キャバクラでかかる経費は意外と多いです。ドレスやアクセサリー、美容系にもたくさんお金を使います。自分が好きに使えるお金は案外少ないです。
そして、先程言った成績。成績というのはどのように出されるかというと、給率というのを基に計算していきます。給率は自分が売り上げた金額の何%がお給料になっているのか?を表したものです。例えば、100万円の売り上げがあり、給料が50万円なら50%です。給料が30万円なら30%です。この数字が低ければ低いほど優秀なキャストとなり、時給も上がります。しかし、給率が100%を超えた時点でお店は赤字になるので、時給は下がっていきます。このような感じで調整をするのですが、理想は50〜70%の給率を保つことが多くのお店でベストとされています。もちろん例外もあります。
要はお店と半々の状態がベストということです!ですので、この給率を基に自分はどのくらいの売り上げを立てれば良いのか?という目標を立てます。例えば時給が1万円で5時間の勤務の場合、日給は5万円なので、7〜10万円くらいの売り上げを作らなくてはなりません。
売り上げというのは本指名。つまりあなた目当てで来店をされたお客様が使われた金額でしか成績には反映をしません。ですのでお客様の数を抱えることやも1組あたりが使われる金額の単価も売り上げを上げるための必須項目となります。
もうここまで来たら「めんどくせー」って思う方もいるのではないでしょうか?そうです。キャバクラって面倒臭いんじゃなくて普通に大変なんです。ですから売れていると言われるキャバ嬢達は皆さんの見えないところで相当な努力をしているわけです。売れている方は共通してその数字を見てどうすれば出来るかを考えます。無理と思うことなんてまず考えません。ここが差として現れているのではないかと思います。
厳しいことばっかりいってなんなん?と思う方もいると思いますし、今日はここまでにしておきます…
次回もお楽しみに。
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